言語聴覚療法(Speech-Language-Hearing-Therapy:ST)

言語聴覚療法とは、コミュニケーションや食べることに障害を持つ方々の言語や聴覚、摂食・嚥下機能の獲得・回復・維持を支援し「生活の質(QOL)」を高めることを目的に行われるリハビリテーションの一領域です。患者様に対する直接的な訓練の他、家族や教師、職場の上司などに様々な指導・助言を行うことも含まれています。

人員:言語聴覚士(3名)
当院ST室では、脳の損傷によって言葉での意思表出や人の言っていることが理解できないなどの症状を呈する「失語症」、発語発声器官の運動障害や機能障害によって言葉が不明瞭になる「構音障害」、飲み込みの障害により上手く食べられなくなる「嚥下障害」、注意力や記憶力が低下し複雑な動作などが行えないなどの支障をきたす「高次脳機能障害」などの方に対し、少しでも円滑に日常生活を過ごせるように訓練や指導を行います。また、小児言語外来も行っており、幼児期・学童期を中心に言語訓練も行っています。

  • 標準失語症検査(SLTA)
  • 標準高次動作性検査(SPTA)
  • 標準高次視知覚検査(VPTA)
  • コース立方体組合せテスト(KBDT)
  • レーヴン色彩マトリックス検査(RCPM)
  • ウェスクラー記憶検査(WMSR)
  • 標準注意検査(CAT)
  • 標準意欲評価法(CAS)
  • ウィスコンシンカード分類課題(WCST)
  • 遂行機能障害症候群の行動評価(BADS)
  • WISC―Ⅳ知能検査 など