当院での骨粗鬆症治療について

現在日本は高齢化により平均寿命は84歳となりましたが、介護の必要のない健康寿命は73歳であり、これは介護期間を10年以上必要とする事を意味します。この介護(要介護、要支援)の原因の約12%は転倒による骨折であり、その大部分が背骨、足の付け根、手首、肩などの骨粗鬆症による骨折です。骨粗鬆症による骨折は寝たきりや車いす生活を引き起こし、死亡の相対リスクを5~8倍あげると言われていますが、適切な骨粗鬆症の薬物療法を行う事で骨折は50%以上予防できます。また骨粗鬆症性の骨折は栄養療法と運動療法を併用することでさらにリスクが軽減し、当院では骨粗鬆症に対する栄養指導も行っております。骨粗鬆症について少し話を聞きてみたい方、骨折が不安な方、骨密度を一度調べてみたい方など、お気軽に当院にご相談ください。

 
 
 
 
 
 

<引用:辻外科リハビリテーション病院>

骨塩定量検査(DXA法)について

1.この検査について
骨粗鬆症による骨折の部位の中で特に寝たきりの原因となる背骨・太ももの付け根の骨密度を二種類の弱いX線で計測します。この方法が骨粗鬆症を診断する上で最も正確であり、当院ではこの方法を採用しています。

2.検査の流れ(検査の全体の時間:10分前後)
衣類に金属類があれば正確な測定はできませんので、検査衣に着替えて検査を始めます。 
検査台に仰向けに寝ていただきます。
何の苦痛もなく検査が終了します。
※検査による息止め等はありません。

3.骨粗しょう症の治療は、当院整形外科もしくは、かかりつけ医の先生にご相談ください。